Acai-talk

【野球とジャニーズ】超個人的な感想や回顧録、考察など。野球脳で見るジャニーズって面白い(興味深い)よ!!!

【スノスト】同時デビューは本当にジャニーさんの遺志だったのか?

 先月、ジャニーズ事務所の公式配信ライブ『Johnny's World Happy Live with YOU』の最終日を見ていたら、活動自粛中だった岩本照くんは不在だったけれども やっぱりスノスト揃うと圧巻で良いなぁ ・・・と思ったので、今更だけどスノスト同時デビューについて私の超個人的な考察を書き残しておきたい。

 活動自粛中だった「ひーくん」こと岩本照くんが活動再開できたので未来が明るいことを信じて。

 

 

 

① ジャニーズのデビュー「4年に1度の法則」破れたり

 

 ジャニーズ事務所といえば、既にデビューしている平成のジャニタレご本人様たちが「4年に1度のチャンス」と口々に言っていたほど、バレーボールW杯のサポーターに就任しテーマソングを歌いデビューする・・・というのが鉄則だったように思う。以下のグループが、それに当たる。

 

 しかし、この法則は、2015年にデビュー済みだったSexy Zoneの3人がサポーターに再就任した時点で、既に破れていたのかもしれない。

 

 だけど、そうとは知らず、昨2019年は令和元年にも当たるということで、どんな次期スターがバレーボールW杯でお披露目されるのだろうかと世間は期待し、デビュー組のファンたちは気楽に予想を楽しみ、ジャニーズJr.のコアなファンたちは推しのグループ存続と推しがアイドルを続けてくれることを祈りながら推しのデビューをワンチャン願っていたことだろう。 

 

 ところが、蓋を開けてみたらサポーターに就任したのは既にCDデビューを果たしているジャニーズWESTだった。誰もが意表を突かれただろうが、平和な選択だったと思う。

 (脱線してしまうが、このことについてテレビ番組『vs嵐』で櫻井さんが「これでジャニーズWESTも我々の直属の後輩になる」と言っていたので、バレーボールW杯のサポーターはジュリーさん管轄の仕事だと捉えることにした。となると、勢いがあったとはいえKing & Princeは4年後でも全員お若いから先にジャニストさんだったのだろうと推測。あと、ジャニストさん早くも5周年だったし実力あって面白いから知名度上げておきたいっすよね、さんがグループ活動を休業する前に・・・)

 

 

② 異例の「2グループ同時デビュー」発表

 

   SixTONESSNOW MANが同時デビューすると発表されたのは、去る2019年8月8日に東京ドームで行われたコンサート「ジャニーズJr.8・8祭り ~東京ドームから始まる~」内のMCにて。

  同時デビューの発表を聞いた私は、(野球のリーグ予想を得意とする)私の予想*1が外れたことにexcitingした。予想を良い方向に裏切られた時に得る高揚感は、ファンの醍醐味だと思っている。

 

 この出来事が私に火を付けたというか、ジャニーズJr.という沼の浅瀬で気楽に楽しんでいた私を深みに沈めたのかもしれない。

 

 何はともあれ、SixTONESSNOW MANが同時デビュー??????!!!

 

 ・・・嬉しいけど。

 最高の形ではあるけれども。(そんなヲタクに優しい事務所でしたか?)

 そして何より私が2011年当時推していたB.I.Shadow分裂の悲劇が繰り返されなくて安堵したけれども。

 

 どうにも拭えない違和感が私の中・・・に限らず、きっと多くのジャニーズファンたちの胸中に残ったことだろう。

 

 

 よく耳にするファンの推察は「SixTONESだけはデビューが決まっていて、それにタッキーがお気に入りのSNOW MANを便乗させた」というもの。

 ・・・全然しっくりこない。

 そりゃあ数年に渡って自身の舞台を盛り上げてくれたSNOW MANのこと、タッキーが気に掛けているのは当然だと思う。自分が名前を付けたグループを消滅させたくないだろうとも思う。だけど、タッキー主演のドラマ『鼠、江戸を疾る』にシリーズを通してレギュラー出演しタッキーの舞台で初の親子共演をしてくれた京本大我くん擁するSixTONESのことも、タッキーはSNOW MANと同じくらい気に掛けていたと私は思う。それに、事実としてタッキーご自身が出演していたゴールデンのバラエティ番組『有吉ゼミ』の後任に推薦したのはSixTONESジェシーだ。

 ということで、タッキーからするとSNOW MANは初めて名前を付けたグループでSixTONESは初めてMVを撮ったグループで同じくらい思い入れがある と、当サイトでは定義しよう。

 

 だから、便乗させたわけではないのなら、スノストはどうして同時にデビューする必要があったのか、そしてそれはジャニーさんの遺志だったのか・・・を考察したい。

 

 

③ 中居正広さんの発言「ジャニーさんはプロ野球を意識している」

 

  子供の頃から野球好きな私がジャニーさんという演出家に興味を持ち、ジャニーズを野球とリンク付けて考察するようになった原点を思い返してみた。

 それは、言わずと知れた「元祖、野球好きなジャニタレ」ことSMAP中居正広さん*2による発言である。

「(グループ結成の法則について、ジャニーさんは)プロ野球を意識している。まずはジャイアンツが誰なのか・・・で、阪神。あとの2~3人は地味な子を入れて、まず巨人がしっかりしていないとグループ名が有名にならないから」 *3

 

 この中居正広さんの発言があったから、私はスノスト同時デビューは本当にジャニーさんの遺志であったと信じることにした。

 

 ハンカチ王子 vs マー君」や「藤浪 vs 大谷」という一部高校野球ファンに留まらず世間の注目を集め未だ人々の記憶に残っている甲子園の伝説を、ジャニーさんはジャニーズでも創りたかったのだろう・・・というのが、私が立てた仮説である。そうなると、デビュー前のジャニーズJr.時代に舞台『少年たち』で対となり「vs」してきた通称「エビキス」や「スノスト」は野球大好きジャニーさんの壮大なオマージュだったのかもしれない・・・とさえ思えてくる。

 

 

④ デビューシングル初週売り上げ歴代1位 

 

 ジャニーさんの思惑通り「SixTONES vs SNOW MAN」のデビューシングルは初週売り上げ132.8万枚を記録*4し、2006年に強烈なインパクトでデビューを飾ったKAT-TUNの『Real Face』75.4万枚の記録を破ってデビューシングル初週売り上げ歴代1位に輝いた。

 合算でなくともSixTONESが77.6万枚、Snow Manが75.2万枚を売り上げている*5

 

 ちなみに、スノスト同時デビュー前のデビューシングル初週売り上げ歴代2位は2018年にデビューしたKing & Princeの『シンデレラガール』57.7万枚であった。

  

 スノストを抑えて・・・と言うよりも、圧倒的人気でスノストより2年も前にデビューしたはずのKing & Princeのデビューシングル初週売り上げが歴代1位に届かなかったのは何故だろう。King & Princeに無くて、SixTONESSNOW MANにあるもの・・・それは「公式ライバル」の存在だ。

(そもそもキンプリはジャニーズJr.時代に「&」ではなく「vs」で結成されていたはず・・・KINGの3人はオールスターの合間の中継で見た覚えがある・・・甲子園でライバルだった2人が何の因果か同じ球団に入ったような構図。だとしたら、それはエモではなく違和感。野球の方で1度じっくり考察したい案件だが、とりあえずスノスト合併ではなく同時デビューで良かった本当に改めておめでとうございます!!!!!!!!!!!!!!!)

 

 これはSixTONESSNOW MANの両グループを好きな私の超個人的な願望だが、どうか今後も互いに切磋琢磨しながら活躍し続け「公式ライバル」として定期的にコラボレーションしてほしい。例えば、できれば、許されるなら・・・コロナ禍が収束した先の未来で、それぞれグループごとのライブツアーとは別にスノスト合同ドームコンサートとかしてほしい!!(理由は別記事で書きます)

 

 

ライバルがいるって最高だ!

セブンイレブンの言うとーりだ!!

 

 


SixTONES, Snow Man「デビュー日決定!2組で緊急ライブ配信!」

 


SixTONES -Imitation Rain (特典映像) [未公開]

 


Snow Man「D.D.」特典映像 (ダイジェスト)

 


SixTONES×Snow Man【初コラボ】自由すぎるガチ!X'masプレゼント交換(前編)

 


Snow Man×SixTONES 【初コラボ】自由すぎるガチ!X'masプレゼント交換会(後編)

 

 

*1:

「メンバー増員により平均年齢が若くなったSNOW MANが超フレッシュな当時16歳のラウールくんを前面に押し出してバレーボールW杯のサポーターに就任してCDデビュー。それを☃月☃日(8月8日)に東京ドームで発表する」と私は予想していた。

*2:※ 2020年7月現在、SMAPは解散しており中居正広さんはジャニーズ事務所を退所しているが、ここでは敢えて『元』と表記していない。それはSHINJO選手やダルビッシュ有選手、そして大谷翔平選手らが現在どこで活躍していようとも日本ハムファイターズという故郷がある・・・という思いと同じようなものだ。

*3:2013年4月18日放送『ナカイの窓』ジャニヲタ回での中居正広さんによる発言の一部。

*4:2020年2月3日付のオリコン・シングルランキングより

*5:2020年2月3日付の週間シングルセールスチャート“Billboard JAPAN Top Singles Sales”より

【佐藤新】くんを見て蘇った【上沢直之】投手の衝撃 ~育成で上がってきた隠し球~

 2014年6月号の『FIGHTERS MAGAZINE No.55』誌面にて、プロ入り3年目にして一軍デビューを果たした上沢直之投手のことを、記者は「まさに『ベールを脱いだ』とでも言うのだろうか」と表現した。その言葉を、入所4年目にしてジャニーズ事務所の配信ライブでセンターに立ちマイクを持った佐藤新くんにお借りしたい・・・と思うのは、私のエゴが強すぎるだろうか。

 

 

 * * *

  

 

 令和2年6月20日、自宅にある(そこそこでかい)50㌅のテレビで、私はジャニーズ事務所の配信ライブ『Johnny's World Happy LIVE with YOU』のジャニーズJr.回をリアタイしていた。 

 

 通称「クリエC組」のパフォーマンスを見ていた私は、センターの佐藤新くんを見て、とんでもない衝撃を受けた。 タッキー、こんな逸材を隠し持っていたなんて ・・・と。

 

 その衝撃を、私は過去に一度だけ野球で体感したことがある。

 あれは忘れもしない2014年の開幕直後、日本ハムファイターズ上沢直之投手が一軍の公式戦に初登板した日のことだった。

 更に遡ること2012年はリーグ優勝したというのに、2013年の日本ハムファイターズは弱かった。マリオシリーズクリボーか将棋の歩くらいの弱さで連敗し、メジャー行きを先延ばしにしてくれた彼の大谷翔平選手を獲得しておきながらリーグ最下位に終わった。正直、糸井選手をトレードで出しただけでこの弱さかよ・・・と、私だけでなく全ファイターズファンが絶望していた。

 そんな最中に、高卒入団3年目で二軍ファームから上がってきたばかりの21歳ドラフト6位投手に期待していたファンが一体どのくらいいただろうか? ゼロとは言わないけれど、決して多くはなかったはずだ。だけど、その試合で上沢投手は勝ち星を挙げてくれた。久々の勝利でファイターズファンは盛大に沸き、そのまま自身は「一軍デビューから3戦3勝」という記録を達成Wikipediaによると「日本人投手としては東映フライヤーズ時代の1962年尾崎行雄が達成して以来チーム52年振りのを記録」であるらしい。つまり、滅多にない快挙ということ)、シーズン終了後の同年11月には第1回U21野球ワールドカップの日本代表に選抜され(頑張っている姿を見てくれている人は必ずいる)、多くのファイターズファンの心を掴んだ。「こんな逸材を育てていたなんて!」と球団への愛と信頼を取り戻したファンも少なくなかったはずだ。もちろん、私もそのうちの一人である。

 その年、上沢投手はプロ入り3年目にして先発ローテーションに定着し、クライマックスシリーズまで戦い抜いてくれた。残念なことに上沢投手はクライマックスシリーズで敗戦投手となりチームは日本シリーズ進出を逃すのだが、高卒3年目の若い投手が体当たりで突き進まなくてはいけないほどチーム自体が弱かったのだから仕方ない。誰も上沢投手を責めることはできない。

 ちなみに上沢投手の高校時代の成績は、関東大会出場が絶頂であった。

 

 つまり!!!

 プロ野球ファンの間では周知の事実であるが、ファイターズのスカウトマンは先見の明があり、上沢投手の他にも内野手中島卓也選手やマルチプレイヤーの近藤健介選手らをドラフト下位指名で獲得している。近藤選手は名門である横浜高校の野球部出身なので語弊が生じてしまうが、高校時代に強豪校に所属していたような、いわゆる「甲子園を沸かせた注目選手」ではなくても「磨けば光る原石」をファイターズという球団はドラフト下位指名したりテスト生の中から拾い上げ、二軍ファームで大切に育成し、一軍でも通用する選手に磨き上げるのだ。(だから私はファイターズという球団が好き好き大好きすごく好き!!!夢がある!)

 

 野球が好きで少年野球チームの監督をしていたというジャニーさんは、きっと甲子園のヒーローに限らず育成選手が観衆を魅了するパターンもあることを知っていたに違いない。そして、そのスピリッツは確実にタッキーにも継承されているようだ。

 

 ジャニーさんが旅立ってから、どうしても変わりゆく事務所に不満を募らせていたジャニーズファンたちの心を、佐藤新くんを初めとする舞台で鍛え上げられた無所属のジャニーズJr.たち7人のパフォーマンスが魅了したと信じたい。少なくとも、私は衝撃を受けた。いつの日か、佐藤新くんは一つの時代を創るスターになるかもしれない・・・という期待までしてしまう。どうか、引き続き大切に慎重に育成を続けてほしい。

 そして、7人とも、焦らず、流されず、自分たちとタッキーや事務所を信じて、これまで通り個の技術を磨きながら人間力を高め、時が満ちるのを待ってほしい。これまで大成した多くの野球選手たちが、例えデッドボールという悲劇や故障に見舞われても腐らず治療し再び技術を磨き、己と監督と球団を信じてファンの期待に応えてくれたように・・・。

 

 

 今回の記事の最後に、上沢直之投手のその後について少し書き残しておきたい。

 6年前、前年度に最下位だったチームをクライマックスシリーズまで導いてくれた若い投手は、やはり無理をしていたのか、翌年度もマウンドに立ち続けたが右肘に痛みが生じ手術と治療を余儀なくされた。それから復帰するも昨年デッドボールを喰らい左膝を骨折・・・再び戦線離脱することとなった。

 しかし腐ることなく真面目に努力し続けていた上沢投手の姿は栗山監督やチームメイトたちの信頼を掴み、現在はチームの顔となっている。

 プロ入り9年目とはいえ上沢投手は現在26歳、まだまだ先がある!!! 背番号も「63」から「15」と若くなり、187㎝という恵まれた体躯と操る球種の多様さを武器に、近い将来チームの大黒柱となってくれるに違いない。

 

 

 

 佐藤新くん、懐かしい夢を見せてくれてありがとう!! 

 そして、未来にも夢を描かせてくれて、どうもありがとう!!

 本当に良い夢を見させてもらったなぁ・・・。

 

 佐藤新くんと上沢直之投手の今後に注目しつつ、微力ながら応援していきたいと思います!!!

  

 

佐藤新 プロフィール | ISLAND TV

 

上沢 直之(北海道日本ハムファイターズ) | 個人年度別成績 | NPB.jp 日本野球機構